ソニー生命の学資保険は数ある学資保険の中でも常にトップクラスの貯蓄性を保ち、さらに顧客のニーズに応じて様々なプランが用意されています。

また、専属のライフプランナーの提案によって、きめ細かいオーダーメイドのプラン設計ができるのも大きな特長です。

その基本プランは顧客の様々なニーズに対応するために大まかに三つのタイプに分けられています。

 

ソニー生命学資保険の三つの基本プラン

 

*中学・高校入学時から進学学資金を受け取り、大学入学時に満期学資金を受け取るⅠ型

*大学入学時の資金に備えるⅡ型

*大学入学後に年金方式で毎年学資金を受け取るⅢ型

 

ソニー生命の学資保険には以上の三つの基本プランがあります。

それぞれのプランの大きな違いは学資金の受け取り時期の設定で、中学校入学時から少しずつでも資金が欲しいと言うニーズに対応するもの(Ⅰ型)。

最も学資金が多く必要になる大学入学時に絞って対応するもの(Ⅱ型)。

そして大学入学後の下宿費用や毎年の学費に備えておくもの(Ⅲ型)、と言う様にはっきりと設計が区別されています。

この中で最も早く、中学校入学時から学資金を受け取る設計になっているのがⅠ型プランですが、今回はこの、ソニー生命の学資保険のⅠ型プランについて、基本的な仕組みとそのメリットやデメリットについて見てみましょう。

ソニー生命の学資保険Ⅰ型は下記のように17/18歳満期と20/22歳満期の二通りの基本プランが用意されています。

ここでは例として受け取り学資保険金が160万円というコース設定で、保険料払い込み期間と学資金受け取りのパターンを示しています。

 

<例>ソニー生命学資保険Ⅰ型【160万円コース】の資金受け取りパターン

 

<17/18歳満期>

年齢 10歳 12歳 15歳 17/18歳
進学学資金 30万円 30万円 100万円

 

<20/22歳満期>

年齢 12歳 15歳 17/18歳 20/22歳
学資金 進学学資金

20万円

進学学資金

20万円

進学学資金

60万円

満期学資金

60万円


このように、学資保険Ⅰ型では満期が遅く保険期間の長い20/22歳満期コースでは保険料の払い込み年数にも選択肢があり、10年払い込みだけの17/18歳満期コースよりも余裕のある払い込みができるようになっています。

ただしそれは考えようで、10年間で頑張って保険料を完納するほうが、お子さんが大きくなり養育費がかさむ時期に楽になると言う事もありますね。

学資保険金の受け取りパターンは上記のように中学校入学から始まります。

17/18歳満期では大学入学時まで。20/22歳満期では大学卒業時まで上記のような比率で受け取ることが出来ます。

 

被保険者が亡くなってしまわれた場合

 

被保険者が死亡した場合に支払われる死亡給付金は全保険期間を通じて支払われますが、この金額は払い込んだ保険料相当額と言うことになりますので、支払い事由が発生した時期によって額が変わってきます。

ソニー生命の学資保険Ⅰ型の基本的なプランを見て来ましたが、ここで気になるのはやはり返戻率ですね。

学資保険の返戻率は保険料の払い込み期間の長短や、月払い・半年払い・年払いなど、払い込みの方法によっても変わってきます。

 

ソニー生命学資保険Ⅰ型の返戻率

 

最も返戻率が高くなるのは、保険期間が長く、しかも出来るだけまとまった金額を短い期間で払い込む場合です。

逆に返戻率が低くなるのは、保険期間が短く、さらに細かく分割して払い込む場合です。

つまり保険料負担を軽くするとどうしても返戻率が下がってしまい、頑張って早めに年払いで完納すると返戻率が高くなると言う事です。痛し痒しですね。

ここで学資保険Ⅰ型の契約上の返戻率を支払期間と支払い方法別に分けて表にまとめました。

 

<17/18歳満期コース>

月払い 半年払い 年払い
10年払い込み 101.70% 102.04% 102.47%


<20/22歳満期コース>

月払い 半年払い 年払い
10年払い込み 103.56% 103.91% 104.35%
18年払い込み 101.57% 101.91% 102.34%


このように、返戻率は17/18歳満期よりも20/22歳満期の方が高くなり、支払い方法では月払いよりもまとまった金額を少ない回数で払い込む年払いの方が高くなる事が分かります。

従って、ソニー生命の学資保険Ⅰ型の中で最も返戻率が高くなるのは、20/22歳満期で保険料の払い込みを10年間の年払いにした場合になり、最も返戻率が低くなるのが、20/22歳満期で保険料を18年払い込みの月払いにした場合、と言うことになります。

ここでこの両者について、実際の保険料負担がどの程度になるのかを、上記で例に挙げた160万コースを例にとって見てみましょう。

まず、最も返戻率が高くなる20/22歳満期の10年間の年払いコースの場合。

この場合返戻率は104.35%になりますので、160万の保険金を受け取ろうとする時の払込保険料総額は

 

【160万÷1.0435=1533300円】となります。

 

これを10年払いすると年額153330円。(月に12778円の保険料負担です。)

次に、最も返戻率が低くなる20/22歳満期の18年間の月払いコースの場合。

返戻率は101.57%ですので払込保険料総額は

 

【160万÷1.0157=1575268円】となります。

 

これを18年間の月払いで払う訳ですから216か月払いとなり、

月額7293円の保険料負担です。

また、保険料払い込み期間を頑張って10年で済まそうとする場合、17/18歳満期の10年間月払いコースについて見てみますと、

返戻率は101.70%ですので払込保険料総額は

 

【160万÷1.0170=1573255円】となり、

 

これを10年間の120か月払いですので、月額13110円の保険料負担になります。

やはり10年間で完納するには月々の保険料負担がずいぶん大きくなりますね。

しかしそれを終えると後は保険料負担が無くなるわけですから、どちらを取るかは家計の状況に応じて無理のないように決める事が大切です。

以上、ソニー生命の学資保険Ⅰ型の仕組みと、それぞれのコースごとの返戻率などを見て来ました。

このⅠ型プランの一番大きなメリットは何といっても、中学校入学時から進学学資金が受け取れると言う事です。

今では公立中学校でも3年間に約50万円の学費が要るとされ、私立になるとそれが300万円とも言われています。

高校でも公立は約80万円、私立になると250万円が必要と言われる時代です。

近くの公立中学ではどうも心もとないと思われるような所では、中高一貫校への進学を望まれる場合もあるでしょうが、そのような場合には、やはりこのⅠ型のプランが非常に役に立ちます。

また、その時の家計に余裕があれば中学や高校入学時の進学学資金をその時点では受け取らずに将来に備えて据え置くこともできます。早くから受け取れるようにしておいて、頑張れば受け取りを後に引き伸ばすことも出来ると言う事です。

これもⅠ型のメリットと言える事でしょう。Ⅱ型やⅢ型では学資金の受け取り時期の到来は、どちらも大学入学時が最初になりますのでこのような選択肢はありません。

さて、今度はこのⅠ型のデメリットです。

 

ソニー生命学資保険Ⅰ型のデメリット

 

ソニー生命の学資保険Ⅰ型には、Ⅱ型やⅢ型と比較した場合どんなデメリットがあるでしょうか。

まず、Ⅰ型は3つのプランの中で最も早くから学資金を受け取るプランである事から、どうしても返戻率が低くなってしまうと言うことがあります。

学資保険の返戻率は出来るだけ短い時期にまとまった金額で保険料を払い込み、そして受け取る学資金は出来るだけ後にする方が、運用利率が有利になりその結果返戻率が高くなります。

この点で、中学校入学時から進学学資金を受け取るⅠ型は、大学入学時に始めて学資金を受け取るⅡ型やⅢ型と比べると返戻率と言う点では不利になるのです。

3つのプランの返戻率を被保険者0歳。契約者30歳男性として単純に比較しますと

プラン 保険料払い込み機関 月払いの返戻率
Ⅰ型 10年 101.7%
Ⅱ型 10年 104.8%
Ⅲ型 10年 107.2%


早くから資金を動かすⅠ型は運用利率が低くならざるを得ないために、このような差が出てしまいます。

それではⅠ型で例えば中学校入学時の進学学資金の受け取りを据え置いて後に伸ばしたら、返戻率が上がるかと言うとそれはそうは行きません。

学資金の受け取りを据え置いた場合は、据置した時点からの据え置き利率が別に定められており、今はその利率が0.01%と定期預金並みになっていますので、据え置いた後はほとんど増えないと言う事です。

また、Ⅰ型の別のデメリットとしては、被保険者の加入年齢が低くなると言う事があります。

Ⅰ型は12歳の中学校入学時から学資金を受け取る設計になっているために、保険料の払い込み期間を考慮するとどうしてもお子さんが0歳から1歳の間には加入しなくてはなりません。

Ⅱ型やⅢ型では2~3歳までは加入できるのですが、Ⅰ型の場合はお子さんが生まれてすぐに検討をはじめないと間に合わないのです。

また、これはソニー生命の学資保険の全てのプランに言えることですが、特約というものがほとんど無いと言う事です。

他社の学資保険の中にはお子さん(被保険者)が入院した時に一定の金額が保障される入院特約が付いているものもありますが、ソニー生命の場合はそれがありません。付いている保障は被保険者が万一の場合の死亡給付金と、契約者が万一の場合(高度障害含む)の保険料払い込み免除特則だけです。

これは少しでも返戻率を上げるため、学資だけに特化している事の表れとも言えます。

以上ソニー生命の学資保険Ⅰ型について、その仕組みとメリット・デメリットを見て来ましたが、どのコースを選ぶかはあくまで自分たちの子育てのプランに沿って決めるべきで、単純に返戻率で決められるものではありません。

それぞれのプランでは痛し痒しの面もありますが、自分の子育ての方針と家計の状況に合ったプランを選ぶことが大切です。

学資保険を考える際に一番大切な事は、満期まで無理なく継続する事が出来るようにプラン設計するという事ですね。