口の中のいろんな所に出来る痛くて辛い口内炎。

一旦できてしまうと食べ物も美味しく食べられなくなり、本当にうっとおしいものですね。

出来る事なら事前に予防をしてなるべく口内炎にはなりたくないものです。

口内炎の原因と予防方法は様々な事が言われていますが、その中で偏食やストレスや過労によるビタミンB2の不足が口内炎になりやすくなる原因のひとつではないかと言われています。

そこで今回は、栄養面から見た口内炎の予防法について。

口内炎を食べ物で予防できるのかどうか、という事を考えたいと思います。

 

口内炎を発症する過程について

 

口内炎には様々な種類がありますが、ほとんどの口内炎は下のようなプロセス(過程)で発症します。

1)

まず、口の中の粘膜には日常的に非常に小さな傷が出来ています。

これは物を食べたり飲み込んだりする事で知らない間に傷ついたり、口の内側を噛んでしまったり、時には熱い物で口の中の粘膜が剥がれてしまったりすることで傷んでいる状態です。

さらに調整のうまく行っていない入れ歯や突き出た犬歯などで常に粘膜が傷ついている事もあります。

2)

次に、その傷んだ部分に細菌が入り込みます。

口の中の粘膜には常に細菌が存在しており、口の中の手入れが足りず不潔になっていたり口の中の唾液が少なく乾いていたりすると、細菌が増殖して傷に入り込みやすくなります。

3)

そして、細菌が入り込んだ傷の部分がついに炎症を起こしてしまうのですが、この時点で体力が落ちていたり、ストレス過剰や偏食が元で体の中のビタミンBが不足していると、特に口内炎になりやすいと言われています。

口内炎を防ぐためにはこの3つの段階でそれぞれ予防方法があります。

 

それぞれの段階での予防方法

 

1)

段階1)の口の中の傷を出来るだけ防ぐためには、食事をゆっくり食べる・熱い物には気をつけるなど日常の些細な注意が予防策になります。また、入れ歯や歯並びの悪い部分を改善するなど、物理的に予防する方法があります。

2)

段階2)の予防としては、口の中を出来るだけ清潔に保つという方法が考えられます。

口の中の傷というものはどうしても出来てしまうもので、防いでも防ぎきれるものではありません。

その点で、口の中を常に清潔にすることが、たとえ傷があっても細菌への感染を防ぐうえで非常に大切になります。

3)

段階3)の口内炎の発症の段階で初めて食べ物からの栄養が関連してきます。

人間の身体はストレスに曝されたり疲労が続くとビタミンBを大量に消費してしまいます。

ところがビタミンBの中のB2とB6は粘膜や皮膚の健康を保つためにも重要な栄養素なのです。

そのために、口内炎を予防するためにはストレスや過労の状態にある時は特にビタミンB2やB6を意識して摂る必要があるのです。

ただし、人間の身体は、たんぱく質・脂質・炭水化物・無機質・ビタミンという5大栄養素をバランス良く摂らなければ、せっかく取り込んだ栄養分も効率よく働くことが出来ません。

 

ビタミンB2とB6が多く含まれる食べ物

ちなみにですが、ビタミンB2はチーズ・ヨーグルト・レバー・納豆・卵・アーモンドなどに、
ビタミンB6はレバー・マグロ・サンマ・豚肉・サツマイモなどに多く含まれています。

ビタミンB2とB6は出来れば同時に摂る事で、お互いを活性化して効率よく働くことが出来ます。

これらのビタミンB2・B6を含んだ食材を意識しつつ、バランスの取れた食生活を続ける事で粘膜の健康が守られて、3)のプロセスで口内炎になりにくい体質に近づけることが出来るでしょう。

もっとも、いくら日ごろの食生活に気をつけていても、もしも口の中に何か物理的な原因がある場合とか、口の中の手入れを怠って細菌が喜ぶような状態になっているなどすると、せっかくの栄養バランスも効果なく、口内炎になってしまう可能性は充分あります。

 

おわりに

 

口内炎を予防するためには、まずは口の中の原因があればそれを解消すること。

そして常に口の中を清潔にすること。

そして、それと共に食生活の栄養バランスに注意して、疲労やストレスが重なる時はビタミンBを意識的に摂る事が大切です。

また、このような予防策をちゃんとしていても、ウイルス性口内炎や細菌感染から来る口内炎は食事だけで予防することは不可能です。

口内炎で食べ物で予防することが出来る?と言われれば、食事内容に充分気を付けてある程度口内炎になりにくい体質を作ることは出来ますが、日常から口の中を清潔に保つことが大切であり、また口の中の物理的な原因がある場合はその改善が先決だと言う事になります。