口の中が痛くて食事もままならず、喋ることさえ億劫になってしまう口内炎。

こんなうっとおしい口内炎を治すには、従来は口の中の痛い所に軟膏を塗りつけるのが主流でしたが、最近では患部に丸いシールを張り付けて、痛い所を保護しながら治療すると言う便利な口内炎パッチが多く出回るようになりました。

ではこの口内炎パッチは、軟膏と比べてどんな効果やメリットがあるのでしょうか。

また口内炎パッチが使える場所と使えない場所があるのでしょうか。

そして貼った口内炎パッチがはがれる心配はないのでしょうか。

口内炎パッチを使う前に知っておくと便利な事をいろいろ調べてみました。

 

口内炎パッチとは

 

口内炎パッチは、薬効成分を含んだ丸い形のテープを口内炎の患部に貼り付けると言う治療薬です。

今までよく使っていた軟膏も確かに効き目はありますが、口の中に薬を塗りつけると言う違和感と、どうしても塗った軟膏が唾液や舌の動きのせいで流れてしまい、塗っては舐めてしまったりという事を繰り返しがちです。

口の中が薬でドロドロするわりには患部はむき出しで、薬が効いて口内炎が治るまではなかなか痛みから解放されませんでした。

その点、口内炎パッチは貼り付けた時点から痛い患部を刺激から保護してくれますので、口の動きがとても楽になり、食事の時にも涙を出しながらぎこちなく食べるという様な辛い状態からは解放されます。

もちろん口の中に貼り付けるのですから軟膏と同じく最初は違和感がありますが、その違和感よりも痛い口内炎をカバーして守ってくれる安心感がはるかに大きくて、これは口内炎パッチの一番のメリットです。

また、軟膏のように薬の成分が流れてしまう心配が無いために、貼った患部に確実に効いてくれるのも、口内炎パッチの強みです。

口内炎パッチは、口の中の貼れる所はどこでも効果があります。多少違和感があるでしょうが、舌の先の口内炎でもちゃんと貼ることが出来れば効いてきます。

 

口内炎パッチの注意点

 

このように便利な口内炎パッチですが、慣れるまでは少し慎重に説明書を読んで、使用方法をしっかり守って正しく貼る事が大事になって来ます。

いい加減に貼ってしまうとすぐに剥がれたり、正確に患部に貼れないような事になってしまい、失敗を繰り返すとせっかくの口内炎パッチが無駄になるだけでなく、痛い口内炎の治療が進みません。

 

口内炎パッチを貼る時は、まず口の中を洗浄し、手を洗ってから綿棒やガーゼなどで患部の水分を丁寧に取ります。
それからできれば鏡を使って場所がずれないように口内炎パッチを慎重に患部に被せるように当て、5秒間ほど指で柔らかく押さえてからゆっくり離します。

この時、口内炎パッチの表裏を間違えないようによく見てから貼るようにしましょう。

 

口内炎パッチの難点

 

口内炎パッチは口の中のどんな場所の口内炎にも効果がありますが、難点を挙げるとすれば、正確に患部に貼らないと全然効果がないと言う事で、この点は口の中で流れて広がる軟膏タイプのものよりも正確に使用する必要があります。

舌の裏側の奥の方とか喉に近い場所や、歯茎と接している唇の裏側などは、口内炎パッチが貼りにくい場所といえます。

手伝ってくれる家族がいれば、共同作業をしてもらって貼れる場所もありますが、難しい場所がある事は確かですね。

 

また、もうひとつ口内炎パッチの難点としてあげられるのが、舌で舐めたりしていると効いて来ないうちに剥がれる恐れがある事です。

説明書に書いてある通りきっちり患部の湿り気を取るなどの前準備をして貼っておけば、剥がれる心配は少ないのですが、どんな場所でもうまくできるとは限りませんね。

貼る前には出来るだけ患部をきれいに水で洗って置くことで、剥がれる心配が少なくなります。

また使い始めの慣れないうちはどうしても違和感があって舌で触ってしまいますが、出来るだけ我慢して触らないようにするのが大事です。

 

ドラックストアにある口内炎パッチについて

 

この口内炎パッチは、ある程度の時間が経って薬が吸収されてしまうと、溶けずに剥がれるものと口の中で溶けてしまうものとがあります。

溶けてしまうのは安心だけど、溶けずに勝手に剥がれた用済みの口内炎パッチを飲み込んでしまったら心配だと思ってしまいますね。

この点は、溶けずに剥がれる口内炎パッチの説明書には一応、「剥がれたパッチは取り出して下さい。」とありますが、万一飲み込んでしまっても自然に排泄されてしまいますので心配はありません。

でもたいていは、剥がれた口内炎パッチは口の中のどこかに漂っている事が多いようです。

ドラックストアなどで市販されている代表的な口内炎パッチを挙げますと、

 

薬が吸収されるにつれて溶けてなくなるもの

「トラフルダイレクト」(第一三共ヘルスケア) ステロイド系

12枚入り1296円(参考価格)

こちらは約1時間前後でパッチが溶けます。

 

薬が吸収されても溶けずに剥がれるもの

「口内炎パッチ大正A」 大正製薬 非ステロイド系

10枚入り1296円(参考価格)

「口内炎パッチ大正クイックケア」大正製薬 ステロイド系

10枚入り1296円(参考価格)

こちらは3~4時間ほど経つと溶けずに自然に剥がれます。

 

錠剤タイプの貼り薬

「アフタッチA」 佐藤製薬 非ステロイド系

10錠入り1296円(参考価格)

これは、錠剤の形をしていますが、貼るとゼリー状になり、患部を保護しながら薬の吸収と共に溶けていくというものです。

 

おわりに

 

口内炎の貼り薬には軟膏と同じくステロイド系のものと非ステロイド系のものがあります。

特に大正製薬の貼り薬には上記のように2種類があり、パッケージが非常に良く似たものになっています。

ステロイド系の口内炎パッチと非ステロイド系の口内炎パッチは用法用量が違いますので、この点は注意が必要です。

口内炎用の貼り薬は、どれも軟膏と比べますと割高ではありますが、使い始めの慣れるまでは慎重にして正しく使用すれば、口内炎の痛みから早く解放してくれて確実に治療できる便利なものですね。